県秋季鑑評会「知事賞」 3蔵元たたえる、授賞式と3年ぶり夕べ

 
(写真上)知事賞の受賞を喜ぶ各蔵の社長や杜氏ら、(写真下) 3年ぶりに開かれた「金賞受賞蔵の酒を楽しむ夕べ」

 県酒造組合は12日、福島市で県秋季鑑評会の知事賞授賞式を行い、吟醸酒、純米酒、煌酵母の各部門でそれぞれ最高賞の知事賞に輝いた3蔵元をたたえた。

 吟醸酒の部は国権酒造(南会津町)の「國権」、純米酒の部は豊国酒造(古殿町)の「超」、煌酵母の部は山口(会津若松市)の「儀兵衛」が9月の審査で知事賞に選ばれていた。

 内堀雅雄知事が県産酒の販路拡大に向けた後押しを約束し、国権酒造の細井信浩社長と杜氏(とうじ)の佐藤吉宏さん、豊国酒造の矢内賢征代表社員と蔵人の鈴木良人さん、山口の山口ゆり子代表社員と杜氏の山口佳男さんに賞状を手渡した。

 受賞者を代表し、国権の細井社長が「日本酒業界は新型コロナウイルスの影響でダメージを受けている中でも、品質向上のため努力している。『買って応援』『飲んで応援』をお願いしたい」と謝辞を述べた。

 式後、「金賞受賞蔵の酒を楽しむ夕べ」が3年ぶりに開かれ、約150人が各蔵の日本酒を堪能した。