市販の酒品評会、大木代吉本店「楽器正宗 純醸」が純米酒3位に

 
(写真右)純米酒部門3位の「楽器正宗 純醸」、(写真左)純米大吟醸部門7位の「会津中将 純米大吟醸 特醸酒」

 「会津中将 純米大吟醸 特醸酒」純米大吟醸部門7位

 市販の日本酒の頂点を選ぶ品評会「サケ コンペティション2023」の表彰式が14日、東京都内で行われた。全4部門の上位入賞酒の順位などが発表され、県内からは純米酒部門で大木代吉本店(矢吹町)の「楽器正宗 純醸」が3位、純米大吟醸部門で鶴乃江酒造(会津若松市)の「会津中将 純米大吟醸 特醸酒」が7位に入った。

 純米酒、純米吟醸、純米大吟醸、スーパープレミアム(四合瓶で税抜き1万円以上)の4部門に計千点が出品された。1日発表された上位入賞酒には県内の8蔵元から13銘柄が選ばれた。うち10位以内の金賞は2銘柄、銀賞は11銘柄が獲得した。

 品評会は東京の酒販店らが中心となって企画し今回が9回目。2020年からコロナ禍で中止され、開催は4年ぶり。品評会には「酒場詩人」の吉田類さんや、日本酒好きで知られるサッカー元日本代表の中田英寿さんらが駆け付け、魅力をPRしていた。


 大木代吉本店・大木雄太社長 すっきりとした飲み応えでフルーティーな香りとふくよかな味わいが特徴。新型コロナウイルス禍で支えてくれた方々に結果を残すことができた。

 鶴乃江酒造・向井洋年社長 食事と一緒に楽しめる酒を3点出品した。全てが上位入賞できて本当にうれしい。今後も皆さんにおいしいと喜んでもらえる酒を造っていきたい。


本県の銀賞受賞酒
 ◇純米酒部門=「飛露喜 特別純米」(広木酒造本店・会津坂下町)「会津娘 芳醇純米酒一火」(高橋庄作酒造店・会津若松市)「山の井60」(会津酒造・南会津町)

 ◇純米吟醸部門=「楽器正宗 山田錦 中取り」(大木代吉本店・矢吹町)「楽器正宗 愛山 中取り」(同)「会津士魂 純米吟醸 福乃香」(名倉山酒造・会津若松市)「天明 純米吟醸火入 黒ラベル」(曙酒造・会津坂下町)「会津中将 純米吟醸 山田錦」(鶴乃江酒造・会津若松市)「会津中将 純米吟醸 夢の香」(同)

 ◇純米大吟醸部門=「豊國 純米大吟醸 夫婦さくら」(豊國酒造・会津坂下町)「會津 純米大吟醸」(会津酒造・南会津町)