末廣酒造(会津若松)に最優秀賞を授与 サケ・チャレンジ

 
カミュさん(左)からトロフィー賞を受けた新城社長(中央)

 日本酒の国際化に向けた鑑評会「第17回インターナショナル・サケ・チャレンジ」の授賞式が16日、東京都内のホテルで行われ、大吟醸・吟醸酒部門で最優秀の「トロフィー賞」に輝いた末廣酒造(会津若松市)の「大吟醸 玄宰(げんさい)」の品質の高さをたたえた。

 司会を務めたタレントのセイン・カミュさんが新城大輝社長にトロフィー賞を贈った。新城社長は「玄宰は杜氏(とうじ)も力を入れて造っている酒で評価されて素直にうれしい。受賞を契機に海外市場に積極的にPRしていきたい」と話した。

 玄宰は末廣酒造の代表銘柄で、香りが華やかで膨らみがあり、コメの味わいも豊かなきれのある酒。名称は、会津の産業の土台をつくり、会津藩の財政を立て直した会津藩家老の田中玄宰(はるなか)に由来する。