歯の健康で医療費削減へ

 

 80歳まで自分の歯を残そう

 歯科医師会では8020運動を行っています。80の時点で自分の歯を20本以上残しておきましょうという運動です。

 入れ歯と違い、自分の歯は食べたり話したりする効率がけた違いによいのは周知の事実です。入れ歯はその手入れが大変だったり、入れたり外したりといった煩わしさがあります。食生活は人間にとって重要な楽しみの一つです。その楽しみを維持するためにも、歯は残っているにこしたことはありません。

 入れ歯と違って自分の歯は硬いものを食べたり、よくかんで食べ物を十分に砕くことができます。歯が残っていると、食べ物をよくかみ砕くことができ消化がよく、栄養を十分に取ることができ、胃腸障害を起こしづらくします。

 最近、ある地方自治体で次のような調査をしたそうです。70歳以上の高齢者で歯が20本以上ある方は、医療費が4割近く少なかったそうです。虫歯や歯周病のない方も、医療費は安く済んでいるそうです。

 「自分の歯をできるだけ多く残す↓口の中の健康を維持する→健全な食生活を送れる→体全体の健康にもつながる」ことが立証されたそうです。かかりつけの歯医者さんを持ち、口の中の健康維持を心掛けるようにしましょう。

 

(県歯科医師会)