入れ歯

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 段階を踏みトレーニング

 たとえ自分の歯を失って入れ歯を使うようになっても、おいしく楽しい食事をしたいものです。入れ歯との付き合いは部分入れ歯から始まり、最後に総入れ歯になるというケースが多いのです。

 総入れ歯は上あごを覆うほど大きいもので、人工物ですから自分の歯と同じ力で噛(か)むことはできません。使いこなすにはトレーニングが必要です。

 まず第一に、鏡の前で姿勢を正してゆっくり話してみましょう。舌や歯、上あごを意識して話し、違和感があったら相談してください。

 次に大さじ1杯ほどの水を飲んでみましょう。うまくできなければ、アイスクリームやヨーグルトなど冷たくてとろみがあるもので試してみます。とろみがあるとゆっくり喉の奥へ移動するので、飲み込むタイミングをつかみやすいです。

 3段階目は、ご飯やフレンチトーストなど軟らかい物を食べてコツを覚えましょう。そして、徐々に硬い食べ物に挑戦していきます。焦らずにゆっくりと、慣れてきたらいつもと同じ食事を取ってみましょう。

 硬い物を避けていると、食べられる物の範囲が狭くなり、口をよく動かして噛む回数も減って、脳への刺激も弱くなります。また、唾液の量も減って口の中も汚れやすくなります。

 「よく話して、よく噛んで、よく食べて」、慣れるまでの時間は個人差があります。痛いときは我慢せずにかかりつけの歯科医師にご相談ください。

(県歯科医師会)