自民40万票台後半、民進35万5000票 福島県・比例代表目標

 

 第24回参院選は8日で投開票日まで残り2日となった。県内各党はそれぞれ比例代表の得票目標数を設定、遊説や集会などで支持を呼び掛けている。最終盤までもつれこむ福島選挙区の争いとともに、各党の運動もラストスパートに入った。

 自民党県連は福島選挙区の候補者の得票目標50万票を踏まえ、40万票台後半を目標に掲げた。25人いる比例候補者それぞれに県議を「担当」として割り当て、候補者の支持団体と連携して集票に努めている。連立を組む公明党の比例候補者の浸透にも力を入れている。

 民進党県連は2年前の衆院選で旧民主党と旧維新の党、生活の党が獲得した県内比例票を基に、目標を35万5千票に設定。3月に結党した新党名「民進党」の浸透を徹底するほか、最大の支援団体の連合福島が同党公認で擁立した組織内候補者の支援に取り組む。

 公明党県本部は3年前の参院選での得票より1万票以上多い12万票を目標に据えた。推薦する自民党候補の演説会で支援を求めるなど、北海道・東北地区の重点候補の当選を目指す。

 共産党県委員会は重点候補の当選を目指し、県内13万票を目標に設定。福島選挙区では野党共闘により擁立を見送っており、本県関係の新人2氏が比例での党躍進に全力を傾注する。

 社民党県連は比例候補の党首と副党首の2議席維持に必要な得票として、県内3万6千票を目標とする。県議や市町村議員が支持者や支援組織の労働組合などへの支持拡大に奔走する。

 新党改革ふくしまは党公認として比例に本県関係の2氏を擁立。全国で120万票を掲げるが、県内での得票目標は決めていない。県中・県南を中心に、ミニ集会などで支持を訴える。