県民健康調査検討委・星北斗座長に聞く 議論すべきタイミング

 
「見直し検討の是非について意見を聞きたい」と話す星座長

 14日の県民健康調査検討委員会での議論の行方に注目が集まる中、星北斗座長は「検査の縮小、拡大は結果であり、そこを目指して議論していくわけではない」としている。

 星座長は、検査の縮小、拡大両論の要望があることについて「さまざまな意見がある。評論する立場にはないが、議論すべきタイミングとも感じている」と受け止めている。その上で「すぐ結論が出る話ではない。まずは見直しを検討することの是非について委員の意見を聞いていきたい」としている。

 また星座長は、検査の現状について「十分な説明がないという声もある」とし、「検査を受けるか受けないか。判断材料となる情報の提供が大切。説明不十分で関心が薄れるのはいいことではない」と指摘。さらに「科学的な証明のためだけに検査を無理強いするのは正しくない。(受診者が)きちんと理解できるよう、情報開示に努めることが必要だ」との認識を示した。