「教育に新聞、日常化で効果」 東京でNIE教育フォーラム

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パネル討論などでNIEについて考えた教育フォーラム

 教育の現場で新聞活用の普及を目指す「NIE(教育に新聞を)」活動について考える教育フォーラムが21日、東京都内で開かれた。「育てよう、2030年を生き抜く確かな力」をテーマに、子どもたちが身に付けるべき能力や新聞活用の意義について情報交換した。日本新聞協会の主催で初めて開いた。

 新聞、教育関係者ら約130人が参加。パネル討論では、NIEアドバイザーの関口修司さんら4人が意見を交わした。小学校長でもある関口さんは、児童らが週に1度、新聞から興味のある記事を抜き出す活動「NIEたいむ」を紹介。「新聞の活用を日常化することで、子どもたちが主体的に学び、社会の動きに関心を持つようになる」と効果を指摘した。

 ユニクロを運営するファーストリテイリンググループ執行役員の寺師靖之さんは、経営者としてコミュニケーション能力の向上を図る上で、新聞を使った情報収集の必要性を強調。「子どものうちから新聞に親しめるよう、教育現場での新聞の普及に一層力を入れてほしい」と関係者に呼び掛けた。

 文部科学省教育課程調査官の西川さやかさん、詩人で社会学者の水無田気流さんも教育での新聞活用の大切さについて意見を述べた。

 パネル討論に先立ち、教育ジャーナリスト品川結香さんが基調講演。子どもたちに必要な能力を養う上で「新聞を読むことが情報を吟味する土台となる」と訴えた。