NIE指定に12校 福島県推進協総会、新規は6校

 
あいさつする村越代表幹事

 新聞を教材とするNIE(教育に新聞を)の普及に取り組む県NIE推進協議会(代表幹事・村越輝章福島民友新聞社販売局長)は24日、福島市で総会を開き、本年度のNIE実践指定校として12校を承認した。このうち新規は6校で、7月8日に日本新聞協会が正式決定した後、各校に認証状を交付する。

 協議会は福島民友新聞社をはじめ、県内の地方紙や全国紙など8社と通信社2社、県教委などでつくる。毎年、学校への各紙の提供や記者派遣を続けている。

 村越代表幹事はあいさつで「タブレット端末と新聞をバランス良く活用していくことが重要だ。子どもたちが県内外、世界へ羽ばたく人材に育つよう願っている」と強調した。石幡良子県教委義務教育課長が「新聞が子どもにもたらす効果は大きい。この機会を好機と捉え、新聞を活用した教育活動が積極的に行われるよう推進したい」と述べた。

 議事では、NIE実践報告会の開催などを盛り込んだ本年度の事業計画を承認した。

 全国の教育、新聞関係者らが意見交換するNIE全国大会は8月4、5の両日、宮崎県で開かれる。

 実践校

 新規=都路中(田村市)大戸中(会津若松市)郡山女子大付高(郡山市)学法石川高・石川義塾中(石川町)平野小、清水中(福島市)▽継続=小金井小(会津若松市)安達東高(二本松市)半田醸芳小(桑折町)高瀬小(郡山市)宮小(いわき市)桜丘小(相馬市)