リオ五輪、応援も臨戦態勢 福島県勢の家族「現地で」「テレビで」

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 いよいよ開幕を迎えるリオデジャネイロ五輪。出場する県勢選手は大舞台に向けて最後の調整に余念がない。選手の活躍を支える家族も、現地で、治安を考慮して今回は自宅でなど、それぞれの手法で精いっぱいの応援をしようと意気込んでいる。

 「五輪を楽しみながら応援したい」。自転車の男子オムニアムに初出場する古殿町出身の窪木一茂選手(27)=NIPPOヴィーニ・ファンティーニ、学法石川高卒=の父茂さん(63)は、妻キミ子さん(61)ら家族と数人で12日に現地に向け出発する。

 五輪開幕前から治安悪化やジカ熱などの問題が続出しているため、周囲の人からは「リオは大丈夫なのか」と心配する声を掛けられるが、「楽しみな気持ちの方が大きい」と、特に不安は感じていない。

 横断幕や、自転車に乗った窪木選手がデザインされたオリジナルのタオルなど応援グッズも用意し準備万端。家族みんなで窪木選手に声援を送ることを心待ちにしている。

 ライフル射撃に出場する佐藤明子選手(32)=警視庁、本籍いわき市=は、千葉県柏市から両親が現地を訪れる。父康博さん(60)の出身地いわき市では、伯父和博さん(69)ら親戚が佐藤選手の名前が書かれた応援用の鉢巻きを締め、特製せんすを手に声援を送る予定だ。

 一方、男子ケイリンに出場する双葉町出身の渡辺一成選手(32)=日本競輪選手会、小高工高卒=の父で、同町から神奈川県大和市に避難する善行さん(67)は、治安が不安として現地での応援を諦めた。

 渡辺選手からも「(来てもらうと)心配になる。日本で応援してほしい」と告げられたという。渡辺選手が出場する16日は、いわき市の親類宅でテレビを通して応援する。「最後まで見守りたい。G1も初優勝して、長男も生まれた。メダルを取ってくれば『3冠』だ」と期待を込めた。

 陸上男子三段跳びで親子2代の出場をつかんだ山下航平選手(21)=筑波大4年、橘高卒=の父訓史さん(53)も日本から声援を送る。代表選出が開幕直前だったため日程調整がつかなかったという。訓史さんは2020年東京五輪に向け「4年後はぜひ会場で応援したい」と願った。