近藤早大名誉教授、古代信仰や死生観解説 古代エジプト美術館展

 
古代エジプト史の特徴を解説する近藤氏

 いわき市立美術館で開催中の「古代エジプト美術館 渋谷」の収蔵品を紹介する「古代エジプト美術館展」で、企画展に学術協力した近藤二郎早大名誉教授の講演会が2日、同美術館で開かれた。

 近藤氏は「古代エジプトの信仰と死生観」をテーマに展示物を紹介しながら古代エジプト史の特徴を解説した。

 近藤氏は古代エジプト人の死生観のキーワードとして「再生」を挙げ「古代エジプト人は死んで再生すると信じていた。再生に全ての力を注ぎ、お墓やミイラなどを作った」と当時の死生観について説明した。

 企画展は8月20日まで。いわき市立美術館と福島民友新聞社、福島中央テレビ、古代エジプト美術館 渋谷の主催。観覧料は一般1200円、高校・高専・大学生600円、小・中学生400円。時間は午前9時半~午後5時、7、8月の金曜日は午後8時まで。月曜日休館だが17日は開館し、翌日休館する。8月14日は臨時開館。

 問い合わせはいわき市立美術館(電話0246・25・1111)へ。