若手信金職員が復興日本酒「絆舞」搾り フレッシュな味わいに

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
手ほどきを受けながら、もろみが入った布袋を、槽の中に並べる信金職員(右)

 全国の信用金庫が協力して、47都道府県のコメで造る純米大吟醸「絆舞(きずなまい)」の搾り作業が23日、会津坂下町の曙酒造で行われた。地域間連携のシンボルになってほしいとの願いが込められた日本酒は、フレッシュな味わいに仕上がった。

 酒造りは、城南信用金庫(東京都)など全国の信金でつくる実行委員会が、東日本大震災の復興支援につなげ、地域間の結びつきを示そうと企画。5月に、全国の信金理事長らが参加して、仕込みが行われた。

 搾り作業には、本県から会津、ひまわり、福島の3信金と県外の4信金から若手職員計18人が参加した。室温を0度に保った部屋で、もろみを袋に詰め、「槽(ふね)」と呼ばれる容器に積み重ねていくと、重みで酒が搾り出され、室内に芳醇(ほうじゅん)な香りが漂った。

 参加した会津信金坂下支店の阿部千春さん(22)は「もろみがこぼれないか、はらはらしたが無事にできてよかった。貴重な体験になった」などと笑顔を見せた。

 杜氏(とうじ)を務める鈴木孝市曙酒造代表社員は「しっかりとしたコメの味があり、透明感も出ている。食事と一緒に大人数で飲んで楽しみ、絆を強めてほしい」と話した。

 絆舞は500ミリリットル入りで約1万3000本製造する。9月19、20の両日に東京都の東京国際フォーラムで開かれる「"よい仕事おこし"フェア」で完成を披露し、販売する。