「お口の中も夏バテ」 免疫力低下悪玉菌活発に

  このエントリーをはてなブックマークに追加 

 今回は夏バテが及ぼす口の中の変化について考えてみます。

 暑さで自律神経のバランスが崩れることが原因で、食欲不振や倦怠(けんたい)感、体調不良を生じるのが夏バテです。夏バテの影響で体の免疫力が低下し、口の中にも問題が起こりやすくなります。

 まず体の免疫力が低下すると口の中の悪玉菌が活発になり、口内炎ができたり歯肉から出血したり、歯周病も進行しやすくなります。また、食欲がないと、どうしても食べやすい甘いものや、のどごしがよくやわらかいものばかり口にしがちですが、これもむし歯を進行させる原因になります。

 暑くて汗をたくさんかくと体内の水分量が減り、通常より唾液量が少なくなるため自浄作用が働きにくくなり、むし歯や口臭につながります。こまめに水分補給を行うことが大切です。

 ただし、水分補給に注意が必要なのがスポーツドリンクです。500ミリリットルのペットボトル1本に糖質が30グラム(角砂糖10個分相当)も入っているものや、酸性度が強く歯を溶かしやすいものもあります。このような飲料の場合、脱水症対策として世界保健機関(WHO)が推奨している経口補水液などとは異なり、こまめに飲むことはおすすめできません。飲んだ後はしっかり口をすすいだり、だらだら飲みは避けて賢く飲みましょう。

 毎日のセルフケアだけではなく、食べるときはよくかんで、賢く水分補給を行うことが大切です。

 (県歯科医師会)