「中心結節」 歯の突起折れると痛み

  このエントリーをはてなブックマークに追加 

 「中心結節」とは小臼歯(糸切り歯の後ろ2本の歯)に多く見られる歯の形態異常の一つで、生えたての永久歯の真ん中にとがった突起が生じたものです。

 この結節(突起)は、大人になるにつれてすり減ってなくなることが多いのですが、まれに何かの拍子で折れてしまうことがあります。このとき突起の中にも神経が入っているため、突然折れてしまうと神経が出てしまう場合があります。少しずつすり減れば神経もだんだん退縮するため、痛みを感じることはないのですが、折れてしまうと最初はしみる程度でもだんだん症状が強くなって痛みが生じたり、場合によっては歯の根の成長が止まることもあります。また、しみるなどの症状が出なくても神経が少しずつ腐ってしまい、突然痛みだしたり、歯ぐきが腫れたりすることもあります。この場合、一見何ともない歯が痛んだり腫れたりするので判断が難しいのですが、レントゲン写真を撮ると根の先に黒い影が写る場合が多く見られます。

 一度膿(う)んでしまうと、治療に時間も費用もかかってしまいますが、定期的に歯科医院を受診していれば突然折れないように少しずつ削ることもできます。痛くなってからの治療ではなく、年2~3回の定期検診で予防をすることが重要です。心当たりの方は早速かかりつけの歯科医院に予約を入れてみてはいかがでしょうか。

 (県歯科医師会)