被災者の生活支援、第2原発廃炉訴える 郡山で県民大集会

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 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故に見舞われた本県の現状を共有する「2017原発のない福島を!県民大集会」は18日、郡山市で開かれ、県内外から集まった参加者約6千人が福島第2原発の廃炉や被災者の生活支援などを訴えた。

 県平和フォーラムや県漁業協同組合連合会、県生活協同組合連合会などでつくる実行委の主催。

 震災後から毎年開かれ、6回目。角田政志実行委員長(県平和フォーラム代表)が「互いに尊重し合い、原発のない福島を目指そう」とあいさつした。呼び掛け人の小渕真理さん(アウシュビッツ平和博物館長)のあいさつに続き、特別ゲストの精神科医香山リカさんが参加者の連帯を呼び掛けた。

 馬場有浪江町長が「原発事故の原因究明が十分になされていない」と指摘。「私たち県民が全国民の未来のために果たすべき最大の使命は、福島第2原発の廃止」などとする集会アピールが採択され、参加者が会場周辺をデモ行進した。