米国大学生が桜植樹 ふくしま浜街道プロジェクト

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八重桜の苗木を植樹する学生と西本理事長(右から3人目)

 福島県浜通りを南北に貫く国道6号などに沿って桜並木をつくる「ふくしま浜街道・桜プロジェクト」で、米テキサス州のセント・トーマス大の学生が21日までに、いわき市と広野町にまたがる同国道沿いに八重桜の苗木15本を記念植樹した。

 日本政府による対日理解促進交流プログラム「カケハシ・プロジェクト」の一環で福島県を訪問し、同大と福島大の学生、引率者ら約55人が被災地視察を兼ねて植樹に参加した。

 学生は福島県の復興と再生への願いを込めて苗木に土をかけた。 

 植樹に先立ち、学生らは広野町中央体育館を訪れ、桜プロジェクトを展開するNPO法人ハッピーロードネットの西本由美子理事長の講話に耳を傾けた。

 西本理事長は震災からの7年を振り返り「当たり前の生活が送れることへの感謝を忘れないでほしい。自分が植えた桜を見るため、また来てください」と語り掛けた 。