3者協の枠組み維持、非自民で連携 連合福島と民進、社民県連

 

 連合福島と民進、社民両党県連は3日、福島市で3者協議会を開き、連合福島が両党県連の橋渡し役となる協議会の枠組みを維持する方針を確認した。民進系の国会議員が民進、立憲民主党、希望の党、無所属に分かれた中央の動向を注視しながら、再来年の参院選や県議選に向け、非自民勢力の連携を図る。

 非公開で行われた会合には、連合福島の今野泰会長、民進党県連の亀岡義尚幹事長、社民党県連の渡辺敏雄幹事長らが出席した。

 連合福島によると、野党を巡る中央の情勢は流動的だが、県内段階では、復興・創生や格差是正などの主要政策で民進、社民両党県連が連携できると判断。野党の足並みが乱れ、自公与党に大勝を許した衆院選の結果を踏まえ、非自民の受け皿を維持、拡大する方向性で3者が一致した。

 会合後、今野会長は取材に対し「野党大連立の理念は、これまで通り残す。選挙のための政治ではなく、県民のための政治を求め、今後も民進、社民の橋渡し役として汗をかいていきたい」と語った。