吉田泉氏、国政引退の意向を示す 「出馬する立場ではない」

 

 衆院選に希望の党公認で出馬し福島5区で落選した吉田泉氏(68)は11日、いわき市で行われた選対本部解散式で、国政から身を引く意向を示した。

 吉田氏は福島民友新聞社の取材に対し「もう国政に出馬する立場ではない」と述べた。

 ただ「民進党、希望の党が現在複雑な状況下にある」とし「自分が力になれることがあれば役割を果たしたい」と述べ、政治活動は続ける意向を示した。

 吉田氏はいわき市出身。東大経済学部卒。いわき市議を経て2003(平成15)年の衆院選で初当選し、以降5期務めた。復興副大臣、民主党県連代表などを歴任。14年の衆院選で落選したが、今年7月に繰り上げ当選した。