希望の党・小池百合子氏が代表辞任 都政に専念、後任は玉木氏

 

 希望の党の小池百合子代表(東京都知事)は14日の両院議員総会で、代表辞任の意向を表明した。後任に玉木雄一郎共同代表を推し、自身の辞任とともに了承された。古川元久衆院議員の幹事長起用などの役員人事も承認された。小池氏は先の衆院選が不振に終わり、求心力が低下。新執行部発足を受け、都政専念を決断した。

 希望の党の小熊慎司衆院議員(比例東北)は、小池氏の代表辞任について「残念だが政治家の出処進退は本人が決めるもの。玉木代表の下、全員で力を尽くしていかなければならない」と語った。

 希望は9月25日設立。衆院選で政権交代を視野に定数の過半数(233議席)を上回る235人を擁立した。小池氏は民進党との合流方針を巡り、「排除の論理」を展開。立憲民主党設立の契機となった。衆院選では小池氏の発言への批判が高まる一方、立憲民主が支持を拡大。希望は公示前の57議席を下回る50議席にとどまり、立憲民主に野党第1党の座を許した。