【知りたい資産運用(34)】 外債投資、為替変動に影響
債券投資のリスクについて代表的なものを説明します。
外債投資の魅力は、国内では考えられない高金利が得られることがあります。しかし、メリットばかりではありません。為替の変動リスクも同時に考えなければならないからです。
選んだ国の通貨が大きく下がってしまえば(円高になった場合)、利息収入を上回る損失が出てしまいます。これを為替差損と言います。反対に選んだ通貨が上がった場合(円安になった場合)、元本は増えて戻ります。これを為替差益と言います。
このように外債投資はどの通貨を、どのタイミングで売買するかによって結果が大きく異なります。外債投資として使われる主な通貨は、米ドル、ユーロ、豪ドル、NZドル、ブラジルレアル、インドルピー、南アフリカランド、トルコリラなどが挙げられます。
もう一つ注意が必要なのは為替の手数料です。利回りを考える際、必要なコストとして差し引いて計算してください。手数料率は、通貨や金額ごとに取扱金融機関が独自に定めていますので、購入前に必ず確認することをお勧めします。
(とうほう証券)