福島の酒味わいながら移住の魅力語り合う オンラインでイベント
本県への移住を促すイベント「福島移住の先輩と一緒にかだるべ!ふくしまぐらしに乾杯!」は9月29日、オンラインで開かれ、参加者が県産日本酒を堪能しながら本県への移住の魅力に触れた。
イベントは県の「民間団体と連携した関係人口創出・拡大及び移住促進セミナー事業」の一環で、福島民友新聞社が運営した。全国各地から本県への移住を考えている約10人が参加した。
いずれも首都圏などから地元喜多方市にUターンして暮らす甲斐枝里子さんと武藤忍さんを招き、Uターンしたきっかけや首都圏と地元喜多方市の生活の違いなどを紹介した。
家業の商店を営む傍ら、ダンスインストラクターやバックダンサーとして活躍する甲斐さんは、14年間暮らした東京と移住後の生活を比較し「福島に戻ってきてからは時間に余裕ができ、自分を見つめ直す時間が増えた」と振り返った。
化粧の力で人々を元気にする「ソーシャルメイクアップアドバイザー」として活動しながら、地元ラジオ局のパーソナリティーなどを務める武藤さんは「活躍の場は自分でつくり出すもの。福島はチャンスをつくれる場所だ」と本県の魅力を話した。
参加者には、喜多の華酒造場(喜多方市)の純米酒「喜多の華」がプレゼントされ、甲斐さんと武藤さんと共に乾杯した。