東日本大震災12年8カ月特集
東京電力福島第1原発事故で避難指示が出た市町村では基盤が揺らいだ産業の活性化に向け、日本酒やワイン、地ビールで特色ある商品開発が進む。その土地ならではの資源を生かして地域を盛り上げる試みで、酒造りを通じて郷土の誇りを取り戻すとの思いも込められている。主な動きをまとめた。
酒造り文化...ゼロから創る 南相馬・ハッコウバ、新たな挑戦へ

「ゼロから酒造り文化を創りたい」と話すハッコウバの佐藤さん=南相馬市小高区
原発事故で避難指示が出され、居住人口が一度ゼロになった南相馬市小高区。「ゼロから酒造り文化を創って・・・[続きを読む]
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