県内全酒蔵の酒並ぶ 福島・飯坂、日本酒バーオープン

 
鏡開きを行い、「日本酒Bar香林」のグランドオープンを祝う菅野会長(右から3人目)ら

 福島県内54酒蔵の日本酒60銘柄を堪能できるJA共済グループの宿泊保養施設「摺上亭大鳥」(福島市飯坂町)の「日本酒Bar香林(こうりん)」は23日、グランドオープンした。

 全国新酒鑑評会で県産日本酒が史上初の金賞受賞数7年連続日本一を達成したことを記念し、館内1階の「Bar香林」に金賞22銘柄を含む県内全酒蔵の日本酒を並べるスペースを設け、「日本一おいしい『ふくしまの酒』」を味わってもらう。

 県産農産物の風評払拭(ふっしょく)と本県の復興を願って初めて企画。2500円~千円(各税別)の「プレミアム飲み比べセット」3種類を楽しむことができる。
 選び抜いた酒器を使い、総料理長が自ら創作したつまみとともに味わってもらうことで、新たな美酒体験を演出する。

 同日、セレモニーが行われ、関係者ら約40人が出席。菅野孝志JA福島五連会長があいさつ。

 鈴木正晃副知事らが祝辞を述べた。鏡開きを行い、川瀬成人摺上亭大鳥協力会長の発声で8年連続日本一達成を祈念し乾杯した。

 祝宴では、摺上亭大鳥を運営する福島協同施設の水口浩二社長が日本酒Bar香林の概要について説明。出席した14酒蔵の代表らが自慢の日本酒を紹介した。

 営業時間は午後5時~同8時。問い合わせは同社(電話024・542・4184)へ。