映画『バジーノイズ』桜田ひより、原作者からの手紙に思わず涙「あんまり泣いたりしないんですけど…」

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原作者からの手紙に思わず涙した桜田ひより (C)ORICON NewS inc.

 俳優の桜田ひよりが2日、都内で行われた映画『バジーノイズ』(3日公開)の特別前夜祭に登場した。イベント後半で届いた漫画原作者・むつき潤氏からのメッセージに涙を見せる場面があった。

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 むつき氏から桜田へ「潮は物語の出発点であり、推進力です。漫画という媒体の影響が最も色濃いキャラクターでもあります。そんな潮を誰がどんなふうに演じるのだろうと思っていました。漫画の主人公は清澄ですが、映画はW主演であること、何より、桜田ひよりさんであること、完成した映画を観て、その両方に深く納得しました。漫画の潮の持つ魅力はそのままに、映画ならではの潮がそこにはいました。僕の知らなかった潮を知り、もっと潮が好きになりました。本当に情緒豊かでキュートな潮でした。ありがとうございます」と感謝の思いがこもった手紙が代読された。

 それを聞いた桜田は大粒の涙を浮かべ「あんまりこういうところで泣いたりしないんですけど…すごい心に響きました。潮ちゃんを演じて、自分も成長できると頃や気付かされることもたくさんあったので、私の人生で本当に財産になる作品になりました。その手紙…私にください」と語った。

 舞台あいさつにはJO1の川西拓実、井之脇海、柳俊太郎(※柳=木へんに夘)、風間太樹監督も登場した。

 同作は、『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)で連載されたむつき潤氏の同名漫画が原作。PCで奏でる音楽だけを趣味とし、シンプルな生活を送る孤独な青年・清澄(川西)の部屋に、窓ガラスを割って入ってきた少女・潮(桜田)。この2人の出会いから広がって行く清澄の音楽は、潮の幼なじみでレコード会社に勤める航太郎(井之脇)、そして航太郎が担当するマザーズデイのベーシストである陸(柳)を巻き込んで、さらに大きくなり、[AZUR]というバンドを誕生させることになる。