さえた緩急、復活の完投 学石・大栄「任された役割果たした」
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【学法石川―東日大昌平】9回2失点で完投した学法石川の先発大栄=あいづ球場
◇春季東北地区高校野球福島県大会・第3日(22日・あいづ球場ほか4試合)
学法石川 5―2 東日大昌平
完全復活を印象づける堂々の投球だった。学法石川の先発大栄利哉(2年)は9回2失点の好投。「自分に任された役割を果たすことができた」と胸を張った。
初回からストライク先行のリズムの良い投球を披露。冬場に習得した新しい変化球も使い、相手に的を絞らせなかった。最後の打者を外角高めの直球で三振に仕留めると、マウンドで控えめに喜びを表現。「前回よりもコントロールが良くなった」と納得の表情だった。
今春の選抜高校野球大会前に左足のすねを負傷し、本格的に投球ができるようになったのは先月中旬からだった。支部予選や練習試合では短いイニングしか投げていなかったが「体力的にも体の状態も全然問題ない」と心強い言葉を口にする。
次戦は東北大会の切符を懸けて3連覇中の聖光学院に挑む。「自分たちの野球をすれば勝利できる。初回から全力でいく」と気合を入れ直した。