にぎわい創出新拠点!岳温泉「Dake Peak」 足湯暖炉に火入れ

 
オープニングセレモニーで行われた足湯暖炉の火入れ式

 二本松市岳温泉の陽日の郷あづま館に新設した「Dake(ダケ) Peak(ピーク)」のオープニングセレモニーは27日、岳温泉のメイン通り「ヒマラヤ大通り」沿いの現地で行われた。出席者は28日の開所を祝うとともに新たな観光施設として温泉街のにぎわい創出に期待を寄せた。

 神事の後、足湯暖炉の火入れ式を行った。二本松藩丹羽家18代当主の丹羽長聰さんと三保恵一市長、地元の安達太良小6年の塩見旺矢さんと佐藤羽胡(わこ)さんらがたいまつで火をつなぎ、暖炉に火をともした。

 藤井宏二社長は「新施設は本県沖地震などからの復興の象徴となる。今後、持続可能な社会の実現に向け、新施設を含め運営していく」とあいさつした。

 新施設は1フロアで延べ床面積約1000平方メートル。入り口には、誰でも無料で楽しめる足湯暖炉を設置したほか、レストランや二本松の地酒を中心とした酒蔵ショップ、県内の土産物を取りそろえたショップなどを設けた。

 また首都圏を中心に店舗展開するメゾンカイザー監修のベーカリーショップが今春開業予定で作りたてのベーカリーやピザ、揚げたてのドーナツを併設したカフェでコーヒーなどと楽しめる。営業時間は午前8時~午後8時。問い合わせは陽日の郷あづま館(電話0243・24・2211)へ。