UFOニンニク「食卓の主役に」 福島で販売会、福島学院大生らPR

 
巨大ニンニクをPRする藤田さん=いちいパワーデポ食品館

 福島市飯野町で収穫された巨大ニンニク「UFOのエレファントガーリック」の販売会は1日、同市八木田のいちいパワーデポ食品館で開かれ、生産者らが巨大ニンニクの魅力やおいしさを来店客にPRした。

 巨大ニンニクの栽培はまちおこしの一環で2018年に始まり、3年前から福島学院大が販路拡大やレシピ開発に協力している。地元農家でつくる生産団体「UFOエレファントガーリックとなかまたち」によると、巨大ニンニクは通常の5~10倍の大きさで、においは14分の1程度に抑えられているという。

 会場では、同団体の阿部好克代表や同大情報ビジネス学科の木村信綱教授と2年生の藤田沙彩(さあや)さんが調理方法や食べ方などを伝えた。阿部代表は「今年は猛暑の影響で例年より生育が早く、出荷数は少ないが、味は申し分ない。薬味ではなく、主役として巨大ニンニクを味わってもらいたい」と話した。

 巨大ニンニクは約700株が出荷され、いちい全店で1袋5~6粒入り430円から販売されている。