フラガール、22日から出前授業 震災語り、福島県内小学校訪問

 
きずなスクールについて発表する西沢社長(左)とマーラエ穂里さん

 いわき市のスパリゾートハワイアンズを運営する常磐興産は1日、フラガールが県内59市町村の小学校を巡る出前授業「フラガールきずなスクール」を22日から始めると発表した。初回は、同市の藤原小で実施する。

 きずなスクールは常磐音楽舞踊学院の創立60周年を記念した事業。フラガール2人が訪問し、小学3、4年生を対象に、東日本大震災の経験談や新型コロナウイルスによる休館中の取り組みを話し、最後まで諦めないことの大切さなどを伝える。フラの体験なども行う。

 きずなスクールは5月1日まで、藤原小など市内の5校で実施し、その後は12月まで県内を巡る。記者会見した西沢順一社長は「60周年の特別な年に、未来を担う人材の育成を進める」と意欲を語った。フラガールのキャプテンを務めるマーラエ穂里(みのり)さんは「フラガールの古里(のいわき)からスタートできることに不思議なご縁を感じる」と述べた。

 60周年ロゴ発表

 常磐興産は1日、常磐音楽舞踊学院の60周年を記念したロゴも発表した。きずなスクールなどの記念事業で利用していくという。

常磐音楽舞踊学院ロゴ

常磐音楽舞踊学院創立60周年を記念したロゴ