郡山のひき逃げ、殺人未遂疑いで同乗の組員も逮捕

 

 郡山市大槻町の県道で男性が車にはねられ、重傷を負った殺人未遂事件で、郡山署は4日午後4時35分ごろ、殺人未遂の疑いで本籍東京都台東区、住所不定、暴力団組員の無職の男(30)を逮捕した。この事件を巡っての逮捕者は2人目。

 逮捕容疑は、本籍郡山市、住所不詳、暴力団組員の職業不詳の男(43)=同容疑で逮捕=と共謀し、1日午前2時40分ごろ、同市大槻町字中野の県道で、歩道を歩いていた同市田村町御代田字徳定前、職業不詳の男性(38)をはねて右腕の骨を折るなどのけがを負わせた疑い。同署は捜査に支障があるとして認否を明らかにしていない。

 同署によると、30歳の男は43歳の男が運転していた車に同乗していたとみられる。また、両容疑者と男性は知人関係とみられ、3人の間に何らかのトラブルがあったとみて捜査を進めている。事件に使われた車両や防犯カメラの映像などを捜査し、30歳の男が浮上した。

 事件に使われた車両は両容疑者の名義ではないとみられる。