バイケイソウをウルイと間違え誤食 いわきの2人が食中毒

 
バイケイソウ(左)とウルイ(厚生労働省のホームページより)

 いわき市保健所は16日、同市の男性(60)と女性(58)が有毒植物の「バイケイソウ」を「オオバギボウシ(ウルイ)」と誤って食べ、食中毒を起こしたと発表した。

 2人は夫婦で、嘔吐(おうと)や下痢などの症状を訴えて市内の医療機関に入院。16日現在、快方に向かっているという。

 保健所によると、男性が14日、市内でバイケイソウをウルイと思い込んで採取、同日の夕食でチャーハンの具材として調理して食べた。摂取から1時間後に嘔吐や吐き気、下痢、目まいなどの症状があったことから、バイケイソウによる食中毒と断定した。バイケイソウは、加熱しても毒は消えないという。