福島市長選、候補者推薦せず 自民党福島市総支部

 

 自民党福島市総支部は19日、任期満了に伴い11月12日告示、同19日投票で行われる福島市長選について、候補者を推薦しないとの方針を発表した。

 いずれも立候補を表明している前復興庁福島復興局長の木幡浩(56)、前県議の桜田葉子(59)の両氏から推薦願いが出されていた。

 総支部では、市議会議員有志が立候補を要請した木幡氏と、前支部長の桜田氏の間で支持が分かれており、全会一致の決定は難しいとして、同日までに両候補者とも推薦しないことを確認。

 このため、福島市長選は保守分裂選挙となる見込み。市長選の直前に衆院選が行われる見通しで、西山尚利支部長は「(衆院選と市長選を)はっきり分けて団結して選挙に臨みたい。支援団体や支援者、市民に理解を求めていく」と述べた。

 市長選には現職の小林香氏(58)も立候補を表明している。