現・新2候補が『最後の訴え』 南相馬市長選、票上積みへ懸命

 

 任期満了に伴う南相馬市長選は21日、投票が行われ、即日開票される。いずれも無所属で、新人で元市経済部長の門馬和夫候補(63)と3選を目指す現職の桜井勝延候補(62)は20日、各地で最後の訴えを繰り広げる。

 投票は21日午前7時~午後6時に市内36カ所で行われる。開票は午後7時から同市スポーツセンターで行われ、選管確定は同8時30分ごろの見込み。

 現新一騎打ちの選挙戦は東日本大震災、東京電力福島第1原発事故からの復興や持続的発展、医療再生などが焦点となっている。

 門馬候補は20日、市内全域を遊説して浮動票や現職に対する批判票の取り込みを狙う。午後7時から同市原町区の原町フローラ駐車場で打ち上げ式を行う。

 桜井候補も20日、市内各地を巡る。同市原町区で歩行遊説後の午後6時から旭公園で打ち上げ。さらに選挙カーを走らせ、最後まで票の上積みを図る。

 有権者数は10日現在、5万3350人(男性2万6422人、女性2万6928人)。