アイナ・ジ・エンド「初めてかわいいと言ってくれた」 “肯定された気がした”写真を回顧

(エンタメ総合)
 
“肯定された気がした”写真を回顧したアイナ・ジ・エンド (C)ORICON NewS inc.

 元BiSHの歌手、アイナ・ジ・エンドが28日、東京・渋谷のPARCO MUSEUM TOKYOで行われた1st写真集『幻友』発売記念「アイナ・ジ・エンド photo exhibition‐幻友‐」の囲み取材に登場した。

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 親友のフォトグラファー・興梠真穂とプライベートで撮り溜めた膨大な写真群から厳選されたという1st写真集。“友という幻”という切なくも温かい響きをもった「幻友」と言う言葉は“初恋に似た親友”という意味を込めて名付けられた。この写真集では、アイナ本人がそんな“幻友”と一緒にいるかのような親密な距離感を表現した。

 そして渋谷のPARCO MUSEUM TOKYOでは、1st写真集を記念した「アイナ・ジ・エンド photo exhibition ‐幻友‐」を開催。アイナの歩んだ約10年間の軌跡や、飾らない日常風景を写真展として表現する。会場では、展覧会に合わせて本人が作詞作曲した展覧会オリジナル音源を聴きながら観覧できる。

 同展覧会についてアイナは「10年分の愛がぎゅっと詰まった、一言では表現できないような空間になっている」とアピール。「私を知っている方にも来てほしいんですけど、私を知らない人もふわっと来ていただけたら、きっとどこか心の情緒の奥らへんに、なにか引っかかるものがある気がするんです。だから、ふらっと渋谷に来たどんな人にも訪れてほしいです」と呼びかけた。

 お気に入りの写真を聞かれたアイナは「BiSHに入って3ヶ月ぐらいの時に、部屋で座っている古い写真です。これは撮影された時の温度感も覚えている」といい、「それまでかわいいと言われて育っていない人生だったので、友達に『かわいい』って言われながら写真撮られたのが初めてで、言ってくれる人いたんだって思って。そういう言葉をちゃんと投げかけてくれるのが真穂だったんです。その時になんだか肯定された気がして。あの日の撮影は結構自分にとってすごくあたたかい撮影でした」と笑顔で振り返っていた。