ミスピーチ10人決まる 福島で選考会、県産果物のおいしさPRへ

 
第62代ミスピーチに選ばれた(左から)小野さん、間船さん、大河原さん、宮田さん、古川さん、祓川さん、斎藤さん、高橋さん、坂本さん、熊谷さん

 県産果物をPRする「ミスピーチキャンペーンクルー」の選考会は20日、福島市で開かれ、県内に住む20~40代の女性10人が第62代クルーに選ばれた。1年を通して「くだもの王国ふくしま」の顔として、県産果物のおいしさや魅力を全国に発信する。県北地方の自治体やJAなどでつくる「県くだもの消費拡大委員会」の主催。

 県内に在住か通勤、通学する18歳以上を対象に公募され、女性25人から応募があった。候補者を広く募るため、クルーの活動を伝える説明会も初めて開いた。選考会では、有識者ら選考委員15人が面接審査した。

 クルーの10人は果樹園の視察やスピーチの基礎などの勉強会を経て、5月下旬ごろから本格的に活動を始める。モモだけでなく、サクランボやナシ、ブドウ、リンゴなど各種果物を旬に合わせ、県内外に売り込む。

 2年連続でクルーを務める郡山市の会社員大河原那央さん(33)は「果物の知識や立ち居振る舞いを1年間学ばせてもらった。経験を生かしてさらに魅力を伝えられるように頑張りたい」とほほ笑んだ。

 岩手県陸前高田市出身で福島大4年の熊谷悠花さん(22)は「地元も被災地なので、福島には強い親近感を抱いている。お世話になった福島に貢献できるよう精いっぱいアピールしたい」と意気込んだ。

 ▽第62代ミスピーチキャンペーンクルー 小野奈巳(35)=福島市、主婦▽間船はな(21)=福島市、福島大3年▽大河原那央(33)=郡山市、会社員▽宮田美加(42)=福島市、主婦▽古川亜美(21)=郡山市、日大3年▽秡川日向子(22)=福島市、会社員▽斎藤渚々美(22)=福島市、会社員▽高橋美帆(22)=福島市、福島大4年▽坂本詩菜(21)=福島市、福島大3年▽熊谷悠花(22)=福島市、福島大4年