島耕作(上) 出世劇、ハマる面白さ

 

 ハロー☆ 「課長 島耕作」をご存じだろうか? 1983年から36年続いている、会社員の漫画だ。作者のインタビューを目にしてから気になり、現在ハマって読んでいる最中だ。

 課長から始まる役職も、社長や会長を務め相談役まで上り詰めている。ハッキリ言ってかなりの面白さだ。

 島耕作は初芝電気産業に属しているが、最初はオフィスラブを中心に描かれ、なぜか女性にモテまくる島の平凡なサラリーマンの日常といった話でしかなかった。しかし、前向きで機転の利く性格に強い信念を持ち合わせ、トラブルを次々と解決、好転させていく。

 そのバイタリティーもあって、グングンと出世を果たしていくのだ。しかし、本人にはとりわけ強烈な出世欲などはなく、上司からの信頼を勝ち得て上っていくといった具合だ。

 次回はこの漫画から学んだ会社組織と社会情勢を紹介していこうと思う。