福島県酒類卸（福島市）は１０日、二本松、本宮両市の５酒蔵の日本酒を一緒に楽しめる「二本松藩五蔵飲み比べセット」（６６００円）を発売した。５蔵元のロゴ入り水着素材マスクいずれか１枚を付けて１２０セット限定。

　５酒蔵は、二本松市の奥の松酒造、大七酒造、檜物屋酒造店、人気酒造と本宮市の大天狗酒造。各蔵から７２０ミリリットル入りの吟醸や辛口の酒など１本ずつの提供を受けてセットにした。

　二本松藩にこだわり各蔵元に依頼。奥の松と檜物屋は昭和初期に使用していたラベルを復刻させた。大天狗は１・８リットルしかない辛口のラベルを７２０ミリリットルサイズとし、オリジナル限定商品ならでは付加価値を付けた。復刻ラベルの２酒蔵の酒を一つにした「二本松復刻版銘酒セット」（２２００円）も併せて発売した。

　県酒造組合二本松支部が昨年１０月に「『ふくしまの酒』呑んで応援キャンペーン」の地域別商品として企画した同様の商品が好評だったことを受け、同社福島支店の独自企画として販売する。

　問い合わせは同社福島支店（電話０２４・５４５・８０２０）か、最寄りの酒販店へ。