「雪小町」フルーティー部門で最高賞 女性が選ぶ日本酒品評会

 
「雪小町 大吟醸原酒五十一号 特黒」

 女性審査員による日本酒の品評会「Japan Women's SAKE Award 第1回美酒コンクール2023」の各部門の順位が28日までに発表された。本県からは渡辺酒造本店(郡山市)の「雪小町 大吟醸原酒五十一号 特黒」がフルーティー部門で最高賞に当たる「Top of the Best」に選ばれた。

 受賞酒は「山田錦」を使用し、低温長期醸造でじっくりと醸した。華やかな香りと滑らかでスマートな味わいが特徴の大吟醸原酒。渡辺康広社長(58)は「第1回のコンクールで女性から認めてもらい、ありがたい。県産米と地元の水を使って仕込んだ酒。香りと味が良かったので上位に食い込むかと期待していた」と喜んだ。

 品評会は全6部門で、本県からは曙酒造(会津坂下町)、大七酒造(二本松市)、渡辺酒造本店、笹の川酒造(郡山市)の4蔵元の10銘柄が上位入賞酒に選ばれており、その中から順位が決定した。