純米吟醸「あらかわ」...格段においしく 福島・荒川の伏流水使用

 
鏡開きで新酒の完成を祝う関係者

 福島市の荒川桜づつみ酒造り協議会は10日、同市で日本酒の純米吟醸「あらかわ」の新酒発表会を開き、関係者が醸造5年目となる酒の完成を祝った。

 油井健治会長が「今年の酒は格段においしくなっている。雑味のないすっきりとした味わいが特長だ」とあいさつ。油井会長や木幡浩市長、販売やPRに協力している東京都荒川区の職員らが鏡開きをした。

 あらかわは、13年連続で水質日本一に選ばれた荒川の伏流水を洗米や酒の仕込みに用いた。酒米には本県オリジナル酒造好適米「福乃香」を使い、市内の金水晶酒造店が醸造した。

 新酒は生酒と一回火入れの2種類あり、県観光物産館や金水晶酒造店、道の駅ふくしまなどで取り扱っている。価格はいずれも1本(720ミリリットル)で1930円。