塙産の大麦使った焼酎、7月に先行販売 奥久慈塙蒸留所が製造

 
塙町産の大麦を使用した焼酎「水毬~MIZUMARI~」

 焼酎で塙町を盛り上げようと、奥久慈塙蒸留所(塙町)は町産の大麦を使った麦焼酎「奥久慈塙 本格焼酎 水毬~MIZUMARI~」を製造した。7月1日から先行販売する。

 蒸留所は不動産業などを手がけるレオ・コーポレーション(千葉県)の100%出資の子会社で、レオ・コーポレーションを運営するレオグループの吉村典久会長が町出身であることから、特産品開発や町の活性化を狙いに設立した。

 一般的に焼酎には軟水が使われるが、硬水を用いており、長期保存でも香りが逃げないのが特徴という。女性や若者にも麦本来の味わいを楽しんでほしいとの思いから、さっぱりとした味わいに仕上げた。

 720ミリリットル入り1540円で出荷本数は約1万2000本。先行販売は関係者を対象にした予約販売のみ。一般販売は9月ごろの予定。

 吉村会長は「消費者に愛されるお酒になるよう頑張りたい」と話した。レオ・コーポレーションの吉村太佑社長、蒸留所の神永英保社長が同席した。