金賞にいわきワイナリー、笹の川酒造 女性ワイン専門家の品評会

 
(写真左)みどりの杜福祉会いわきワイナリーの「シャルドネ樽熟成2022」、 (写真右)笹の川酒造の「ワールドブレンデッドウイスキー安積蒸留所&4」=笹の川酒造提供

 世界の女性ワイン専門家が審査する「第18回フェミナリーズ世界ワインコンクール2024」の審査結果が発表された。本県からは白ワイン部門に、みどりの杜福祉会いわきワイナリー(いわき市)の「シャルドネ樽熟成2022」、日本蒸留酒部門に笹の川酒造(郡山市)の「ワールドブレンデッドウイスキー安積蒸溜所&4」がそれぞれ金賞に輝いた。「安積蒸溜所&4」は審査員特別賞にも選ばれた。

 コンクールは8、9の両日、フランスで開かれ、世界9カ国から3510点が出品。世界各国の女性審査員350人が外観や香り、味わいなどを審査した。

 「シャルドネ樽熟成2022」は、いわきワイナリー産と会津美里町産のブドウを独自にブレンドして造った白ワインで、華やかな香りと辛口のすっきりとした味わいが特徴のワインに仕上がった。いわきワイナリーの四家麻未マネジャーは「味の評価を高めていくため、これからも質のいいブドウ作りに取り組んでいきたい」と話した。

 「ワールドブレンデッドウイスキー安積蒸溜所&4」は2年連続の金賞受賞。安積蒸溜所の原酒を基に、世界5大産地のウイスキー原酒をブレンドし、メープルシロップを思わせる甘い香りなどが特徴。笹の川酒造の山口哲蔵社長は「2年連続受賞はうれしい。ブレンドの方向性が間違っていなかった。さらに進化させていきたい」と語った。