民進党、希望の党合流了承 両院議員総会、事実上の「解党」へ
民進党は28日、両院議員総会を開き、前原誠司代表が提案した新党「希望の党」(代表・小池百合子東京都知事)への合流を決めた。衆院解散を受け、民進党所属の前衆院議員は前原氏を除き、基本的に離党した上で希望の党に参加する。参院側も希望の党に加わる方向で事実上の解党となる。希望の細野豪志元環境相は菅直人元首相、野田佳彦前首相の2人の公認申請は拒否されるとの見通しを明らかにした。
候補者当選へ結束 民進党県議団会
民進党が新党「希望の党」との合流を決めたことを受け、民進党県議団会は28日、福島市で緊急の会合を開き、県連組織が一致結束して県内5小選挙区に擁立予定の候補者の当選を目指すことを確認した。29日に予定していた選挙対策本部の設置を見送ることも決定。10月4日に設置する見通しだ。
会合には県議全17人が出席した。冒頭のあいさつで瓜生信一郎会長は「中央がどうあれ、われわれの心は一つ」と県連組織の結束を強調、「乾坤一擲(けんこんいってき)の戦いで前に進もう」と呼び掛けた。
会合後、瓜生会長は報道陣の取材に、党本部から十分な情報が届いていないことを認めた上で「民進党の国会議員が政治生命を懸けて安倍政権に挑もうとしている。われわれは前に向かって進むのみだ」と述べ、選挙戦へ盤石の体制を整える考えを示した。
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