「いわきFCが底上げ」 東北代表は福島県勢独占、クラブサッカー
秋田市八橋運動公園で24日に行われた第24回全国クラブチームサッカー選手権大会東北大会の第1代表決定戦で、いわきFC(県社会人リーグ1部)、第2代表決定戦ではバイオレッツ信夫ドリーム(同)がそれぞれ全国大会への切符を手にした。東北出場枠を県勢が独占したことで、サッカー関係者からは「福島のサッカーレベルが上がっている」などの声が上がった。
全国大会2連覇を目指すいわきは、筋肉強化に取り組み、体重や筋肉量を増やすなどして昨年よりも連戦に耐えられる体づくりに努めてきた。この日行われた2試合はほとんどの選手が2試合連続でピッチを走り続けた。「次につながる結果を残せた」とMF井原楓人選手(19)は体力に自信を見せた。
一方、いわきと同じリーグに所属する信夫は初出場ながら延長戦の末、代表決定戦で勝利を手にした。海老名尚幸総監督(41)は「普段(いわきの)高いレベルで胸を合わせているのが結果に表れた」と話し、「いわきFCの存在が福島のサッカーの底上げにつながっている」と分析。秋田県サッカー協会の加藤正樹理事(58)も「いわきFCの登場で注目度が上がり、福島のサッカー人口が増えればさらに盛り上がる」と期待した。
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