いわきFC、JFL昇格確実!2位以内決める 地域CL決勝R

 
JFL昇格が確実となり、喜びを爆発させるいわきFCの選手たち=22日午後、いわきFCパーク

 日本フットボールリーグ(JFL)昇格を懸けた全国地域チャンピオンズリーグ決勝ラウンド第2節は22日、Jヴィレッジ(楢葉町、広野町)で行われ、いわきFC(東北社会人リーグ1部)は勝ち点3で並ぶおこしやす京都AC(関西リーグ1部)を1―0で下し、2連勝で勝ち点を6に伸ばした。別の試合の高知ユナイテッドSC(四国リーグ)―福井ユナイテッドFC(北信越リーグ1部)で高知が勝利したため、いわきは最終戦を残し2位以内が確定、JFL昇格を確実にした。

 いわきは、10月の全国社会人選手権で敗れた京都を相手に、立ち上がりから果敢に前に出てボールを支配。前半は決定機を逃し、0―0で折り返したが、後半2分、ゴール前のこぼれ球にMF日高大が右足で合わせて先制。その後は京都の攻撃をしのぎ、逃げ切った。

 決勝ラウンドは4チームによる総当たりのリーグ戦で、JFL昇格には2位以内が条件。第2節終了時点で京都と高知は1勝1敗の勝ち点3、福井は2敗の勝ち点0。最終第3節(24日)で勝ち点3で並ぶ京都と高知が対戦するため、いわきの2位以内が決まった。

 2016(平成28)年に本格始動したいわきは今季、東北社会人リーグ1部を無敗で制し、今大会に出場。いわきのJFL昇格は12月5日のJFL理事会での承認を経て正式決定する。

 福島ユナイテッド「同じ舞台の戦い楽しみ」

 県内サッカー関係者も祝福した。県サッカー協会の小池征会長(72)は「スムーズに昇格が決まり良かった。JFLはアマチュアの最高峰。さらに厳しい試合になるが焦らず戦ってほしい」と期待した。

 県内唯一のプロサッカーチーム福島ユナイテッドFC(J3)を運営するAC福島ユナイテッドの鈴木勇人社長(47)は「昇格の苦労は知っている。選手とスタッフにおめでとうと伝えたい。いずれ同じ舞台で戦うことが楽しみ」とメッセージを送った。