いわきFC快勝、首位浮上 岡崎に2-0、JFL

 
【いわき―岡崎】2点目を決めて喜ぶいわきのFW吉沢=豊橋市岩田総合球技場(いわきFC提供)

 (15日・豊橋市岩田総合球技場ほか=3試合) いわきFCはアウェーの豊橋市岩田総合球技場(愛知県)でFCマルヤス岡崎と対戦し2―0で快勝した。通算成績は6勝2分けで無敗を継続した。首位ホンダFCが敗れ、得失点差でFC大阪を抜いて首位に浮上した。いわきは次戦の26日、アウェーの味の素フィールド西が丘(東京都)で東京武蔵野ユナイテッドFCと対戦する。午後6時開始予定。

 吉沢決めた豪快弾

 「必ず追加点を奪う」。野性味あふれる点取り屋のFW吉沢柊が、豪快なオーバーヘッドシュートで2点目を決めて勝利を決定づけた。今季加入した期待の新星は、前節の高知戦の決勝点も決めており、今季2得点目と上り調子。「まだまだ満足せず結果を出していきたい」と力を込めた。

 前半、いわきの攻撃陣は豊富な運動量で岡崎の守備陣を揺さぶり、体力を削った。後半から出場した吉沢は岡崎の守備陣の間延びを確認し、変化をつけた果敢な攻撃を始めた。後半23分。FW鈴木翔大のシュートが相手DFに当たり、ゴール前に飛んできた浮き玉を思い切り蹴り抜いた。「自信につながる得点だった」と笑顔を見せた。

 得点は決めたがシュート数は1本にとどまった吉沢。「もっと強引にシュートを狙っていきたい。練習あるのみ」と反省する。今季の目標は「2桁得点」と語気を強め「まずは一戦一戦集中していく。そうすれば得点はついてくるはずだ」と前を向く。吉沢の言葉から、首位に立つチームの好調さが伝わってきた。