食中毒で15人が体調不良 若松の飲食店、3日間の営業停止処分

 

 県は26日、会津若松市の飲食店「有希(ゆき)の茶屋」で18~19日に提供された料理を食べた県内の20~60代の男女15人が下痢や嘔吐(おうと)などの症状を訴え、調査の結果、食中毒と断定したと発表した。患者や調理従事者からノロウイルスが検出された。県は同店を26日から3日間の営業停止処分とした。店は24日夜から営業を自粛している。

 県によると、5人が通院しているが、快方に向かっている。店ではギョーザやエビフライ、肉団子、サラダなどが提供された。25日、「食中毒発生の報道があった飲食店の系列店を18日に利用したところ、9人が体調不良を訴えている」と会津保健所に通報があった。

 この店の系列店「Woo(ウー)Bar(バー)有希の茶屋」(会津坂下町)でも19日に提供された料理を食べた人らからノロウイルスが検出され、県は食中毒と断定していた。

 県によると、両店では一部の調理従事者の住まいが同じだった。両店での食材の共有はなかったという。