昨年度のケシ除去本数、本県が東北最多 前年度の4.7倍

 

 県内で昨年度に除去された麻薬の原料となるケシは前年度の約4.7倍(2万5628本増)となる3万2465本で、東北地方で最も多く過去10年間で最多だった。県が8日、県庁で開いた県薬物乱用防止指導員連合協議会で示した。

 保健所別の除去割合は県中が55.4%で最も高く、県北30.2%、会津9.7%。庭や道路沿い、空き地などに生えていたという。ケシの急増に関してはっきりとした原因は分かっていないという。

 住民が自分で引き抜いた場合は違法行為となる可能性があるため、保健所などへの通報を呼びかけている。大麻の昨年度の除去本数は5本だった。