選挙教材用「漫画パンフ」完成報告 郡山の専門学校生が紹介

 
選挙教材の漫画と音声CDを制作した学生ら

 18歳以上の「新たな有権者」に選挙の基礎知識を学んでもらおうと、国際アート&デザイン専門学校(郡山市)の学生が完成させた選挙教材用漫画パンフレットの完成報告会が17日、同校で開かれた。

 漫画は、県選管からの依頼を受けた同校の学生が、18歳選挙権の概要や意義、投票方法、選挙運動の留意点の各テーマ別で制作に取り組んできた。

 漫画パンフレットはA5判カラー8ページで、4万冊作製。漫画を題材に、音声CDも200枚作製し、5月下旬から高校や大学、専門学校などに配布された。

 報告会では、中野寿郎学校長が「漫画だと難しいことも優しくなる。漫画を通して選挙の基礎を学んでほしい」とあいさつ。学生たちが「選挙違反になるSNSの注意点を分かりやすく紹介できた」など、それぞれ工夫した点を話した。県選管事務局の伊藤士朗主事が「読みやすい内容でまとまっている。漫画を読んで、ぜひ投票してほしい」と講評した。