全校生が「模擬市長選」 須賀川・西袋中、演説聴き実際に投票

 
模擬投票をする生徒たち

 生徒たちに選挙に関心を持ってもらおうと、須賀川市の西袋中は22日、同校で模擬市長選を行った。生徒たちは市長選立候補者役の3年生の演説を聴き、実際に投票して選挙の仕組みを学んだ。

 選挙権年齢が18歳以上に引き下げられたことを受け、中学生の時から選挙への意識を高めてもらおうと、文化祭に合わせて行った。立候補者として、3年生の代表3人が登壇。全校生や保護者の前で、「須賀川市を良くする方法」を中学生の視点から堂々と演説した。

 会場には、市選管の協力で、実際に使われる記載台や投票箱が設けられた。演説を聴いた1、2年生は、投票用紙に書かれた候補者の名前の上に丸印を付けて一票を投じた。3年生は20日に期日前投票していて、文化祭の終了時に合計得票数の多かった当選者が発表された。演説に耳を傾けて投票した2年生の和田歩海さん(14)は「投票は、言葉に説得力があるかなどを基準に決めた。将来のためになった」と語った。