次期衆院選・全小選挙区で必勝目指す 民進県連が定期大会

 
定期大会でガンバロー三唱する民進党議員ら

 民進党県連は23日、郡山市で第2回定期大会を開き、今秋以降と見込まれる次期衆院選の県内5小選挙区全てで必勝を目指す決議を採択した。党公認候補者が事実上の空白となっている福島5区について、玄葉光一郎県連代表(衆院福島3区)は今秋までのできる限り早い時期に擁立したい考えを示した。

 決議では、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興・再生に向け「最後まで責任を持って、迅速かつ着実に進めるよう取り組む」とした。本年度の活動方針には、震災からの復興や次期衆院選への対応に加え、男女共同参画社会の実現や格差社会の是正など重点政策の具現化と、5800人を目標とする党員・サポーターの拡大などを盛り込んだ。

 大会には党員・サポーターら約270人が出席。玄葉氏が「日本人全体が信頼し合い、頼り合える社会のありさまを具体的な政策として示していくことが重要。ピンチでも絶対に諦めず、われわれが自民党に対抗できる軸をきちんと示したい」と述べ、渡部恒三県連最高顧問があいさつした。内堀雅雄知事、品川萬里郡山市長、今泉裕連合福島会長、佐藤雄平前知事らが祝辞を述べた。