いわき市長選、内田氏が立候補を正式表明 選挙戦の公算大きく

 

 9月27日の任期満了に伴ういわき市長選で、前福島大理事・事務局長で新人の内田広之氏(48)は8日、同市で記者会見し、立候補を正式に表明した。

 内田氏は新型コロナウイルスの感染拡大や一昨年の東日本台風(台風19号)などの課題を挙げ「人の命と生活を守ることを前提に、学力、子育て日本一のまちにしたい。若者の流出も食い止めるため10年先、20年先を見据えて手を打っていきたい」と述べた。

 内田氏はいわき市出身。東大大学院教育学研究科修士課程修了。1996(平成8)年に文部省(文部科学省)入省。総合教育政策局政策課企画官、福島大理事・事務局長などを歴任し、昨年末に同省を辞職。東日本国際大地域振興戦略研究所長。

 市長選を巡り、現職の清水敏男氏(57)=2期=は進退を明らかにしていない。ほかに立候補に向けた動きがあり、選挙戦になる公算が大きくなっている。